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■ここに紹介する「八柱霊園」が、心霊スポットとして噂され始めたのは、果たしていつの頃からなのだろうか。個人的に情報を得たのは20年ほど前になる。当時に購入した心霊スポット系の書籍の中にて、ここの情報を目にしたのが、八柱霊園を知る切っ掛けとなった。 |
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■個人的に知ったのは20年前となるのだが、噂が囁かれ始めたのは、当然ながらそれより古い。私が生まれた昭和40年代には、もう既に「幽霊が出る」といった噂は轟き始めていたそうで、時にテレビなどでも紹介された程だそうだ。 近年における八柱霊園の噂として、必ず見かける語句に「十三」がある。これは霊園内が幾つかに区分けされており、その中に「第13号地」もしくは「第13区」がある。ここに無縁仏の墓があり、無縁仏故の悲しき霊が出るとの噂だ。 この情報は、前述の20年前に購入した書籍にも掲載されているので、少なくとも20年前には、第13号地にで霊が出るという噂はあったと言える。無縁仏という悲しい雰囲気に、不吉な数字と言える「13」が組み合わされるのだから、その筋としての印象は強いと言える。 |
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■碁盤目状に道が伸び、その道ごとに区分けされている。 その中には例の「13号地」や「4号地」がある。 |
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■不吉な数字と言えば、この霊園では近年になり「第4号地こそ霊が出る」といった情報も出てきているらしい。数字に敏感になってしまう国民性の表われというべきか、はたまた実際に霊が出るのか、実際のところは分からない。分からないのだが、「ではラッキー7の場合は?」といった疑問を抱いてしまうのは私だけだろうか。 ともかく、現地入りしたのは春の日差しが心地よい5月のある日。心霊と言うオドロオドロしいキーワードとは全く無縁の緑の綺麗な霊園の姿が、私の前に広がっていた。 なお、深夜には肝試し目的の面々が、その筋の涼しを取りに訪れているそうだ。周囲には民家も多いので、迷惑行為だけは避けるべきだと記載しておこう。また、基本的に深夜は閉門しており侵入は出来ない事も付け加えておく。 |
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■八柱霊園の敷地は広大だ。 何でも東京ドームの20倍はあるらしい。 |
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■色々と噂されている霊園だが、さすがに昼間は恐怖とは無縁である。 | ||||||||||
■相当前の取材なので記憶が定かではないのだが、確か13号地の写真だと記憶している。 | ||||||||||
■何やら寂しげな空間があると思い、その付近を色々と撮影していると… | ||||||||||
■首なし地蔵を発見した。 物凄く小さいので見落としてしまいそうだが、その小さな体には、首が付いていなかった。 |
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■霊園といえば、やはり死と繋がる場所とのイメージがあるためか、心霊スポットとしての噂がどうしても聞こえてくる。有名なところで「青山霊園」や「緑ヶ丘霊園」だろうか。 それらの霊園には、当然ながら様々な理由で命を終えた方々が眠っている。天寿を全うした霊もあれば、そうでない悲しい死を遂げた霊もいるだろう。しかも敷地面積は東京ドームの20倍だ。比例して亡くなられた方は多くなり、そういった意味においては、霊に遭遇する確率は増えると言えるのかもしれない。 しかし基本的には、霊園は手厚く供養された上に埋葬されているだろう。そういった霊ならば、向かうべく場所へ向かっているだろうし…。 実際の所、疑問を抱く箇所が多いのが、心霊スポットという観点から見た霊園であったりする。 |
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