路地裏:戦慄の心霊スポット:群馬県

路地裏:戦慄の心霊スポット:群馬県

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薗原湖:薗原ダム ・群馬県沼田市利根町

・レポート

群馬県沼田市利根町にある薗原湖では、多くの人が霊体らしき物を目撃している。「霊がよく出現する湖」として評判らしい。

薗原湖で自殺した女性の霊が、ここへ遊びに来た人達の前に現れ、また憑依されてしまうという例もある。この薗原湖は自殺者が多く、上記した女性の霊以外にも、沢山の霊体が存在するそうだ。

人工湖である薗原湖では、ここ数十年間で判明しているだけでも、20人近くの人達が自らの命を断っている。やはり自殺者の霊がさらなる自殺者を呼び寄せるのであろうか。

憑依性のある強力な霊体が数多く存在するこの湖は、かなり危険だと思われる。無意識のうちに湖に飛び込んでいたという自殺未遂者も、噂によれば存在しているそうだ。軽はずみ、又は落込んでいる時などには、この湖には近づかない方がよさそうだといえる。

中山峠 ・群馬県吾妻郡高山村中山

中山峠では、複数の霊体が目撃されるという。また、それらの霊は相当古いものだと言われている。

古い霊体でありながら、霊障の危険性はかなり高いそうだ。それまで健康であった身体が、霊との遭遇を切っ掛けとして入退院を返す日々を余儀なくされ、また精神に異常をきたしたという例もあるほどだという。

“複数の霊体が目撃”とは先に書いたが、その中の1つに「その姿は身体の半分が砕かれていて無残な姿であった」というものもある。もし、この情報を素直に解釈したのなら、相当に酷い死に方をしたのは容易に想像できる。そしてその無念さが、今なおこの中山峠に強い念と共に存在しているのかもしれない。

地蔵峠 ・群馬県安中市~高崎市

群馬郡地蔵峠付近では、その昔に“■■■軍”が、“総括”と称し残酷な虐殺を行った現場として非常に有名だ。

総括という名の暴行行為は、狭い社会においてねじ曲がった価値観として正当化され、多くの人間が撲殺され、また寒風吹き荒れる野外に放置されて凍死したという。またその他に、内部では「死刑」という制度も設けられており、その際には刃物なども使われていたそうだ。

革命という今の日本においては、それこそ狂気に満ちた発想と、その志のもとに集まった同志に殺害されていった故人の想いは、現代に生きる私が想像するのは非常に難しい気がする。しかし現地の情報にある

「霊達が怨霊化し惨たらしい姿で現れる」

というその目的は、そんな死に方をしたと考えると、何となくわかる気がする。どちらにしても、狂気に満ちた閉鎖的空間に身を置き、その世界観のまま死んでいった方々の思念は、我々の想像を絶するものだろう。機会があればPC版コラムに書いてみたいと思う。

×島公園付近 ・群馬県前橋市

・コラム

群馬県前橋市の■島公園付近では、血だらけで物凄い形相をした苦しげな女性の霊が出没し、多くの人に目撃されると言う出来事があったという。この霊は、恐らく連続殺人事件の犯人「■■保■」に殺された被害者女性ではないかと噂された。

「■■保■」の連続殺人事件で殺害された人数は8名にのぼる。それらの殺害現場を見てみると、高崎市の工業団地(当時は造成中)で数名と、あとは松井田町や下仁田町といった群馬県内の各所であり、■島公園付近というのはどうも浮かび上がってこないのが不思議だ。

現時点では、この情報の「■■保■に殺された被害者女性ではないか」と言う部分は、あくまで推定でしかないと言わざるを得ない。なお、この件については、コラムにて取り上げている。

薮塚石切場跡 ・群馬県太田市藪塚町

・レポート ・動画

ここに紹介する「薮塚石切場跡」は、その名から察する通り、石材の採掘現場の跡地である。その石材採掘の歴史については、現地の案内板を参考にすれば良く分かるだろう。


・案内板より引用
今から凡そ二千年前位に多くの火山活動によって堆積された軽石凝灰岩が地殻の変動で隆起し各地に露出したものが藪塚石となった。
この薮塚石は明治の中頃から小規模に採掘をしていたが、明治三十六年より薮塚石材株式会社が創立され盛んになり始めた。質はやわらかく細工もしやすく、価格も安かったので建築物の土台や塀、熱に極めて強かったのでカマドとして発売された。
大正二年に東武鉄道が敷設されると、販路も関東諸府県から長野県に至るまで藪塚石の名は広まった。当時労務者は三百五十人位であった。
しかし藪塚石の最大の欠点は水に弱く、中に小石がある事、層に割れ目が多い事などで、同質の大谷石と比べ多くの人件費がかった。質に於てだんだん嫌われていった。
そして、現在各所にこの様な大きな採掘跡を残して昭和三十年頃に閉山のやむなきに至ったのである。


採掘された末の人工的な跡は、何とも言えない独特の魅力がある。廃墟的な寂れ行く様に人々は、いろいろなイメージをわかせるのだろう。霊的な噂話も、そんな風貌から必然と言えば必然的に囁かれ始めたそうだ。しかしながら、その霊的な情報に関しては、まだ確立された物は存在していない感じがする。霊的な情報は、やはり後付的な噂でしかなく、実は単なる採掘場跡でしかないという典型的な例なのだろう。

確かにそうなのかもしれないが、それでもその雰囲気は一見の価値がある。近くに立ち寄る機会があったら、ついでに寄って損はない不思議スポットだ。

沢入トンネル ・群馬県みどり市東町

・レポート

栃木県と群馬県を結ぶ国道122号線の、その両県の境にあるトンネルが、この「沢入(そうり)トンネル」である。このトンネルは、とある心霊系のビデオにて、紹介された経緯があるらしく、それなりの知名度があるそうだ。

霊的な情報として、ここではどうも女性の霊が主に出現するそうだ。トンネル内部にて手招きをする姿が目撃されたりとか、ボンネットに女性の霊が落ちてくるとか張り付くといった強烈な噂もある。ただし、その女性の霊が出現するに至った所以についての情報は聞かれない。場所が道路なだけに事故の犠牲者であるとか、隣を流れる渡良瀬川の氾濫による犠牲者など、あれこれ予想聞かれるのだが、明確なものはない。

余談だが、この沢入トンネルのある国道122号線には、「城下トンネル」を始めとする心霊スポットと噂される場所が何気に多い。大間々の「はねたき橋」から122号を北上すれば、それなりの心霊スポット・ツアーになりそうだし、実際に巡った方も少なくないだろう。そうした人々の体験談などが、このトンネルを少しずつ有名にさせて行くのだろう。

城下トンネル ・群馬県桐生市黒保根町

・レポート

国道122号線、黒保根村に「城下トンネル」は存在する。かつて交通事故多発地帯と言われていた時期があり、また霊の目撃談が多いことで有名である。

霊の目撃情報が多い理由に、その昔この城下トンネルの上には処刑場があったからだと言う事が挙げられる。これは私の掲示板に投稿のあった物なのだが、もう少し調べてみると、それ以外に気になる点が浮かんでくる。

例えば、昭和の時代に起きた交通事故を境に、その際に死亡した者と思われる霊が出現するようになったとのことだ。

また、122号線を進むと「足尾銅山」がある。ここは銅の採掘がかつては盛んに行なわれていたことは有名だ。採掘作業は当然過酷なもので、その作業に絶えられない者が脱走し、力尽き倒れる場所がこの付近であったとも言われている。

上記したとおり、様々な要素のためか、霊の目撃情報は実に様々なものとなっている。幾つか例を挙げると、

「女性の霊が突然車に覆い被さってきた」

「首がない人間がトンネル内に立っていた」

といった具合になる。また交通事故も冒頭で説明したとおり以前は多かったらしい。

なぜ過去形になっているのかといえば、事故多発と霊の噂は村議会でも問題に上げられ、1985年に慰霊塔が建てられた。その効果か実ってか、交通事故の数は以前に比べ減少したようだ。

しかし霊の目撃談は一向におさまらないと言われており、年に数人の方が目撃しているという。この地に彷徨う多くの霊は、そう簡単には成仏出来ないのであろうか…。

三境隧道 ・群馬県桐生市梅田町~みどり市東町座間

・レポート ・お客様の声

群馬県みどり市の草木湖から、三境山付近を越えて桐生市梅田町の県道まで続く三境林道。
正式名称は「広域基幹林道三境線」となるらしいのだが、その林道の途中にあるのが「三境隧道」だ。三境隧道という名称よりも、もしかすると「第3トンネル」の方が有名かもしれない。

このトンネルでは、内部でクラクションを3回鳴らすと、携帯電話のメールにドクロのメールが届くといった、如何にも近年になってから発生した情報だと言わんばかりの霊的な情報がある。

霊的な情報の発生源というか、その要因となった事件として、このトンネル内で陰湿な事件が発生し、その末に亡くなられた方の霊が出現するのだという情報もあるにはある。しかしながら「そんな事実はない」といった意見の方が圧倒的に多く、実はガセでした的なスポットとしての認識が何気に強い気がする。

しかし何故、ガセだという情報が聞かれつつも、この三境隧道がそれなりに有名なのかといえば、この林道の雰囲気や状況なのではないかと思う。
道中は、当然ながら外灯は皆無で、またその道路状況も荒々しい。落石などにより目的地の三境隧道まで辿り着けない場合もあったりと、何とも不安要素を多く持ち合わせたこのスポットに、妙な魅力を感じるからではないかと個人的に思っている。

また、先に名の出た「草木湖」と、梅田の「梅田湖」なども心霊スポットとしての噂を聞く。その中間辺りにあるのが三境隧道である事も、知名度を廃れさせない要因になっていると思える。

梅田湖:桐生川ダム ・群馬県桐生市梅田町

・レポート

この「梅田湖:桐生川ダム」では、男の子の霊が目撃されると噂されているそうだ。何でも泣きながら助けを求めるそうで、怖くもあり悲しみも覗かせるかの様な内容である。

そんな噂には、その発端となる事件が過去に起きていたそうだ。それは近代に起きた事件と、それ以前の昔に起きた悲話が民話で伝えられているもので、それが幽霊の噂を生み出していると思われる。

レポート等で、追々その辺りの話をしてみようと考えている…。

ガードレールの血痕 ・群馬県桐生市梅田町

・情報提供者:森様

桐生田沼県道を進み、桐生川ダムを越え、田沼方面へ向かう山道。 そこにあるガードレールで、以前、事故があり人が亡くなったそうです。その現場では、なぜか今でもガードレールに血が染み付いて落ちなくなっています。

はねたき橋 ・群馬県みどり市大間々町

・レポート ・お客様の声

群馬県大間々町に存在する「はねたき橋」は、かつて自殺者が続出した事で有名である。
短期間(具体的には1ヶ月弱)で、2桁にも及ぶ投身自殺が行われたらしく、その強烈な事実には“異常さ”さえも感じられる。その事が手伝ってか、霊の目撃談も多く聞かれる事でも有名であり、具体的な例として

「何かに引き込まれそうになる」
「赤子の泣き声が聞こえる」
「母親と赤子霊体が出没」

等の目撃情報や体験談が聞かれる。

自殺者が続出したのは、“以前の橋”が現役の頃だったらしく、現在は老朽化で撤去された“以前の橋”に代わり夜間にはライトアップされる綺麗な橋として生まれ変わっている模様。
以前の「はねたき橋」は、昼間でも薄暗く不気味だったらしいが現在は、その面影は見られないと思われる。かと言って霊が出現しなくなったとも言えないのだが…。

また橋周辺の慰霊碑や、鬱蒼と生い茂る木々の中に佇む神社が見所と言えば見所。

真壁調整池 ・群馬県渋川市北橘町

・レポート ・お客様の声

佐久発電所の施設の一部である真壁調整池の付近で霊が出没するとの事だ。
噂によれば、真壁調整池付近の赤い橋の辺りで、女性の霊が現れるそうだ。

周囲には慰霊碑も建てられており、もしかしたら殉職者の霊のなのではと考えてしまうのだが、ここで自殺した方の霊であるといった情報もある。

情報が少々錯綜している部分は否めないが、現地の赤い橋の色合いが、我々に何かを想像させてしまうのだろうか。

因みにその赤い橋の名称は「真壁第1水路橋」という。その名の通り道路ではなくて水路だ。
管理された物なので、間違っても「渡ってみよう」などと考えてはいけない。

不通橋 ・群馬県富岡市~甘楽郡下仁田町

・レポート

群馬県富岡市と甘楽郡下仁田町との境を流れる鏑川(かぶらがわ)。
その上流には「不通渓谷」という紅葉が美しいとされる渓谷があり、そに掛かる赤い橋が「不通橋(とおらずばし)」である。

紅葉の他に、渓流釣りなども楽しめる場所であり、それらを目的に訪れる人は少なくないだろう。
しかし、この橋にも、あまり歓迎されない噂が聞かれる。
要するに心霊スポットとしての噂だ。

こういった橋に付き物と言えば付き物である「自殺の~」的な情報があり、それに関連した霊の目撃情報が聞かれる。
情報としては、橋を渡った際に自殺者の霊が目撃されたといった単純なものから、今や懐かしの「怨念地図:関東版(平成17年度版)」では、橋の下から携帯電話の着信音が聞こえてきたという風変わりな情報もある。

現地の橋の上から見下ろす不通渓谷の姿は壮観で、そういった気持ちよさはあるのだが、どことなく寂しげな雰囲気を漂わせる、そんなスポットである。

神流湖:神流湖全体 ・群馬県藤岡市

・レポート ・動画 ・体験談

周辺に数多くの噂話が聞かれる『神流湖(かんなこ)』。
埼玉と群馬の県境に位置し、「下久保ダム」の建設により神流川が塞き止められ出来た、この人造湖は、かつてTV番組でも多々取り上げられ、その存在を知る方も多いと思う。

個々の情報は、後々に記載するとして、まずは神流湖全体の情報から記載してみよう。

この神流湖付近は、当然ながら深夜になると灯りなど皆無と言える。せいぜい存在するものといえば、幾つか存在するトンネルの内部の照明設備だけである。

その結果、光源と言える物と言えば、月夜の晩であれば月明かりと、湖面に映る揺らいだ月の淡い光となる事は、容易に想像できると思う。その怪しげに揺らいだ月明かりが、やがて自殺者と思われる人物の顔へと変貌すると言った情報が聞かれ、その様を想像すると、冷たい物を感じずに入られない。

その他に、湖の周辺に慰霊碑や地蔵などが存在し、また廃墟やトンネルも多く点在しているのも、様々な意味で神流湖全体の特徴と言える。

神流湖:抜鉾神社 ・群馬県藤岡市

・レポート ・動画

神流湖周辺に存在する各オブジェに噂話が存在するとは上の情報でも書きました。 その中の1つである「抜鉾神社」にも噂話があります。

神流湖の湖畔、後に説明する「神坂トンネル」と「下久保トンネル」の、ちょうど中間に存在する、小さく寂れた風貌の「抜鉾神社」。そこでは大きな“影”(生物との情報も聞かれる)が徐に出現し、例えば周辺で野宿しようとする人間を驚かせたりすると言った情報がある。

神流湖:下久保ダム ・群馬県藤岡市

・レポート ・動画

この「下久保ダム」付近に建てられた慰霊碑付近では、作業服姿の男性の霊の目撃談があり、恐らくはダム建設中に事故死した作業員の霊ではないかと言われている。

なお、下久保ダムの慰霊碑は、ダムの南側に位置し、厳密な地域は埼玉県となる。

また「ダムの建設中に事故にみせかけて何人もの人が殺された」といった情報も非公式ながら存在し、何かと怪しげである。出現する霊は、そういった悲惨な死のとげ方をした方々なのかもしれない。

神流湖:琴平橋 ・群馬県藤岡市

・レポート ・動画 ・体験談 ・お客様の声

赤い吊橋の姿が印象的な“琴平橋”は、「自殺の名所」とも言われており別の意味でも印象的な橋である。

この琴平橋では、投身自殺する人が絶えないとの事であり、渇水時ともなると、湖底から自殺者の物と思われる車が発見される事もあると言う。

また、この橋から「男女カップルが投げ落とされる」と言う事件もあったらしく、しかも女性の遺体は未だ上がっていないそうだ。それらの自殺者、事故死者の霊が、この“琴平橋”に出没するのであろうか…。

神流湖廃屋 ・群馬県藤岡市

・レポート ・動画

“神流湖”の周辺に「廃屋」が多い事も、霊的な噂に挙げられる要因と言えるであろう。
「新井邸」、「市村邸」などが有名であり、その存在を知る者も多いと思う。また「廃カラオケボックス」なんてのも、存在しているらしいのだが、個人的には未確認である。それぞれに血生臭い過去があるとの噂を聞くのだが、真実は如何なる物なのか…。

*廃墟物件は管理されている可能性があります
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神流湖:トンネル ・群馬県藤岡市

・レポート

琴平橋付近の「門ヶ谷トンネル」。神流湖で一番距離の長い「神坂トンネル」では霊の目撃談の噂もある。「下久保トンネル」と、名前が確認できないが、とても短いトンネルが下久保トンネル~神坂トンネルの間にも存在し、そこが「幽霊トンネル」であるといった情報も聞かれる。

簗瀬八幡平首塚 ・群馬県安中市八幡平

・レポート

群馬県安中市に「八幡平首塚」が存在する。

この「八幡平首塚」は、敵の首をまとめて葬った場所であると噂されている。しかしこの首塚が、いつ誰によって造られたかを示す史料は、実は残されていない。現在に分かる事実としては、この地で多くの頭蓋骨が発見され、万霊堂を建立し骨を慰霊していることだ。

なお、頭蓋骨には下顎がなく、また四肢骨も発見されていないことが発掘の際に分かったことだ。その事実から、恐らくどこか別の場所に埋葬されていたものを、ここに仮葬したものと推定される。また、骨の特徴などから、恐らく戦国時代のものであり、近くの城が陥落する際の犠牲者と考えられる。それらのことを踏まえると、当時遺体を別の場所にまとめて埋葬したものが、別の時代にこの「八幡平首塚」に埋葬されたということになる。
(以上現地案内板を参考に作成)

遺骨の数は150体程と言われており、それらの霊のうち成仏できない者が、現地を彷徨っているのだろうか。現地では「心霊写真が撮れた」といった情報が聞かれる。

天神山隧道 ・群馬県安中市松井田町

・レポート ・お客様の声

正式名称は「天神山隧道」だが、通称の「松井田トンネル」の方が有名かもしれない。
一部では「群馬県で最強」と評価されるそのトンネルは、残念な事に土で塞がれてしまい内部に入るのはもちろんの事、その坑口すら見る事は不可能となっている。

その天神山隧道での噂は、女性がそこで殺害され、以降よりその霊が出現するといったものである。
なかなかの高確率で霊が現れたかどうかは今さら分からないが、テレビで取り上げられた経緯もあるのだから、噂はかなり轟いていたのは間違いなさそうだ。

さて、そのトンネルも塞がってしまったので霊は出なくなったのかといえば、それは「YES」とは言えないだろう。
霊と言うものは、そんな事で成仏するものではないのは、もはや誰でも分かる事だ。

坑口の塞がれた旧天神山隧道では、それでもなお無念を訴えようとする女性の霊が、トンネルの内外を問わず彷徨っているのかもしれない…。

熊ノ平駅 ・群馬県安中市松井田町

・レポート

ここに紹介する「熊ノ平駅」は、心霊スポットとしての認知度は少々低いかもしれない。過去には今や懐かしの「怨念地図:平成十七年度版」に掲載されたりもしたのだが、それでも鉄道遺産としての認識の方が強いと思われる。

しかし、それでも心霊スポットとして多少なりとも噂されるその要因は、やはり過去の悲惨な事故のせいであろう。
昭和25年に大規模な崩落事故が起き、その犠牲者の数は50名にも上ったそうだ。 現地には、その災害の犠牲者の為に「熊ノ平殉難碑」が設立されている。

殉職碑で分かる通り、犠牲者は職務遂行中に亡くなられている。
豪雨により線路上に土砂が流入し、その除去作業をしていた人々が、以降に続く二次災害で多く亡くなられたそうだ。

現地には、その犠牲者の霊が、様々なかたちで各々の無念さを表現しているそうだ。 例えるなら、上述の「怨念地図」から引用すれば「現地に立つと怒号や地鳴りがする」といった感じになる。これはまさに現地の霊が、事故当時の恐怖を現代の我々にそのまま伝えているのだろう。

犠牲者のご冥福を祈るとともに、現地に訪れた際には、その大参事を踏まえた上で、この熊ノ平駅と向き合ってほしいと願う次第だ。

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