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□この話は「ファイヤーボーイ様」が、 2004年7月11日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第百三話 神隠し |
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私は、ある地方の消防団員です。 山間部の消防団には、よく「人探し」の出動要請があります。 よくテレビのニュースなどで 「ハイキング客が山道で迷い帰ってこないため、地元の消防と警察が捜索しています」 とやっているものです。 で、ニュースにならないような、 「年寄りが山菜取りに出かけたまま帰ってこない」 といった捜索要請が年に1〜2件はあり、今回の「人探し」で出動してくれと言われたときも、その手の捜索だろうと思っていました。 ところが集合場所で説明を聞いたところ、19歳の男性が、夜になり家の人の気がつかないうちに山に入ったようで、丸一日経っても帰ってこない。 しかもパジャマ姿で、履物はすべて残っているため、裸足で出ている可能性がある。というものでした。 最初はみんな、 「そんなの、山の中を探すより町のゲームセンターでも探したほうがいいんじゃないか」 と言っておりましたが、要請があったため丸一日山の中を捜索しました。 しかし、結局…というか予想通りというか見つかることはありませんでした。 ところが後日、団長から行方不明者が本当に山に入ったのかどうかもわからないのに、消防団に山を探すよう要請があった理由が語られました。 それによると行方不明者が出た家では、最近よくないことが続けて起こったため拝んでもらったところ、 「山のほうからよくないものが来ている」 と言われるばかりだったそうです。 確かに、探すよう指示を受けた山の中では、どこを通ってこんな山の中まで入ってきたんだ、とゆうような場所に車が放置され、しかもボンネットの上には、花束が朽ち果てたものと思われるものが置いてあり、車の窓には枯葉やら埃がたまり中の様子のわからない状態でしたが、ナンバープレートはしっかりついておりました。 (最近ドアを開けた様子はないため捜索対象者が乗り込んでいることはないだろうと言う結論(私ともう一人の相棒)に達し車内は確認しませんでしたが) また、無数の釘が打たれた木があったりといったアイテムもある、昼でも暗い不気味な雰囲気の山ではありましたが。 団長の話を聞いたときには何かしら背筋を寒いものが走りました。 |
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