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□この話は「じょうたろう様」が、 2004年8月11日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第百七話 ウェディングドレスの女 |
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これは私のいとこ姉妹の話です。 この姉妹は2人とも小さなころから霊感が強かったようなのですが、姉は自然と霊を跳ね除ける力があり、妹は逆に引き寄せてしまうという能力の違いがありました。 そんな2人が一番怖かったという体験談です。 もう10年近く前の話です。 まだ2人とも学生だったころ、夏休みで両親は帰郷し、姉妹で留守番をしていました。 夜になりそれぞれの部屋で就寝。 妹は前の晩から遊びまわっていて寝不足だったせいか、ぐっすりと熟睡していたそうです。 しかし、ふと人の気配で眼が覚めました。 それでも、すでに霊を見たりすることに慣れていたため、気にせずにそのまま目を閉じて眠ろうとしました。 しかしその瞬間、お腹の上に重いものが落ちてきて 「うっ」 と、その反動で思わず目をあけてしまいました。 するとそこには、なんと白目をむき、頭から血を流した 「ウェディングドレスを着た女」 が直立不動で立っていたのです。 しかも部屋の壁という壁からは無数の手がうごめいていたそうです。 さすがに恐怖を覚え、わけの分からぬことを叫びながら、無我夢中で隣の姉の部屋へかけ込みました。 先ほど申し上げたとおり、姉は自然と霊を跳ね除ける力があるため、霊は追うことができません。 それがよほど悔しかったのか、隣の妹の部屋から、低くののしるような声で、 「カエセ…カエセ…」 と叫びながら、怒り狂ったように暴れていたそうです。 しばらくして静かになったのですが、そのまま2人よりそって布団に包まっていました。 翌朝、恐る恐る部屋に戻ってみると、まるで大地震でもあったかのように物が散乱し、めちゃくちゃになっていたそうです。 その日からしばらくの間、姉と一緒に寝るようになり、その後、その女の霊は現れていないそうです。 今でも、妹のもとにはいろんな霊が来ていますが、「あれに比べれば、空気と同じ」、だそうです。 |
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