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□この話は「綿帽子様」が、 2002年2月13日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第十三話 消えるまで分からない |
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私の場合、いつも見える訳ではありません。 全然身構えもない時に突然現れているのです。夜昼は関係ないようです。 それが霊なのだとは最初は分からないでいるのです。 でも良く見ると動きは無いし、瞬きさえしない不自然さに、「あれっ?」と思って見てると消えてしまう…。 その時点で初めて、 「今のは生きた方では無かったんだ…」 と気がつきます。 人間ばかりでは無く、何故か“列車”や“車”の時もありました。 直に見たものでは無いが、ずっと気になっていた、あるテレビ番組を見た時の事を書きたいと思います。 それは昨年の8月16日(記憶違いかも分かりません)頃だったと思います。 沖縄に、戦争で亡くなったアメリカ兵の慰霊碑が建てられた事をやっていました。 沖縄で戦死したアメリカ兵の家族が、慰霊碑の側でインタビューを受けるという内容を生中継で放映していた物です。 時間は夜10時過ぎでした。 お年寄りばかり十数人おりました。 夏の暑い最中ですので、ほとんどの方は白の半袖、もしくは白のジャケットを着ていました。 そんな年配者の多い中に、たった一人だけ割と若そうな方で35才前後位と思える黒人の方が居りました。 たとえ夜間のインタビューとは言え、夏場の暑い時期ですので、誰もがハンカチで汗を押さえたり 、横を向いたり身体を動かしたりして居りました。 でもその黒人の方だけは身動きもせず、瞬きもしない…。 よく見るとその黒人は、白と黒の細かい格子模様の、季節にそぐわぬ暑苦しそうなジャケットを着て居ました。 司会者との中継なので、遺族の方達をある程度撮ると、司会者の方にアングルが替わるといったカメラ割りだったのですが、たとえ何回撮ってもその黒人の方は身動き一つしませんでした。 あのテレビ番組を見て居た方、 「見てたよ。黒人?居たよ。」 と言われるかも知れません。 なので霊かどうかは、私には判断できないでいます。 もし実在した人間だったとしても、「動かず瞬きもせず」と言っ た不自然な人物を、その番組の放映中に幾度も見て居たのです。 あの黒人は実在する人物だったのか、それとも…。 列車の時もそうでした。 夜9時を、すこし過ぎた頃でした。 私が踏み切りに差し掛かろうとしたころ、列車が右手の方からやってきました。 なのに踏切では遮断機も下りず、警報機の音も点滅もしないから何だろうと思っているうち、向こう側へ傾くように消えて行ったのです。 列車には誰一人として乗っては居ませんでした。 明々とした列車の窓の明かりは綺麗なものでした。 これは母と一緒に見たのです。 その10日後、列車の脱線事故がありました。 ただの偶然だと思いますが…。 |
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