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□この話は「まー坊 様」が、 2005年7月19日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第百四十六話 老人の声 |
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これは暦の上では春になったとはいえ、まだまだ夜は寒い時期に起きた現象です。 その日は、次の日が仕事も休みなので少し夜更かしをして、借りてきたビデオなどを見ており、午前1時50分頃に床につきました。 そのまま目を閉じて、五分くらいは“うつらうつら”としていたんですが、突然体が動かなくなってしまいました。 金縛りなどには掛かった事が無かったので、ちょっと嬉しいような…そんな気持ちもあったんですが、話で聞く金縛りは目だけは開けられるというのが多いですよね? しかし、この時の場合は、目も全く動かないんです。 何とか開けようとしたんですが、開くことは無かった…。 そんなことをしているうちに、突如体全体を通り抜けるような寒気がして、全身に鳥肌が立ったのに気づきました。 「これはもしかする本気でヤバイのでは」 と思い、必死で金縛りを解こうとしたんです。 しかし金縛りは解けることは無く、今度は足首を掴まれる感覚がしました。 横になったまま、頭を起点として逆立ちの状態になるように足が上がっていく感覚があるんですが、目が開けられないのでどうなっているのかはわかりませんでした。 何とか元の状態に戻したくて、体を動かそうとしていたら“スーッ”と足が下がり元の寝ている状態に何とか戻りました。 しかし…すぐにまた足が上がり逆立ち状態へ…。 体を再度動かそうとすると、再び足が下がり寝ている状態へ戻りました。 その時、私の寝ている場所右上の壁と天井の間から老人の声で、 「寿命だ」 と一言聞こえました。 その直後に、金縛りが解けて飛び起き、時計を見ると午前2時でした。 いつも目を閉じて5分くらいで寝てしまうので、夢だったのか現実だったのかよくわからない現象ですが、全身に立った鳥肌と、足首を掴まれた感覚は残っているんです…。 その日は怖くて電気を付けて寝ました。 いま思えば、目を開けることが出来ないのに、正確に老人の声がした場所がわかったのかも不思議でなりません…。 結局あれは夢だったのでしょうか? もし現実ならば老人の言った 「寿命」 という言葉の意味は一体なんなのか……。 |
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