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□この話は「清葉 様」が、 2005年7月23日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第百四十九話 山に棲む者… |
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こんにちは。 昨夏、初めてこちらのサイトへ来させていただいてから、よく遊びに(?)来ては皆さんの体験を読ませていただいています。 管理人さんや皆さんのお話を読んで、今まで思い込みや気のせいとばかり思っていた体験が、実は心霊体験だったのかもしれないとわかり、あらためてゾッとしています。 今日は、そんな体験のうちの一つをお話しします。 あれは、わたしが七歳くらいの時のことです。 奈良県のある神社にお籠りに行く祖母や母に連れられて、わたしもその神社に泊まらせていただくことになった、その薄暮刻のことでした。 わたしの家は巫女さんの家系ではないのですが、曾祖母の代から修養のため、代々その神社にお世話になっていたそうです。 その夕暮れ。 辺りは一面、薄靄がかかり、白い霧のようなものが立ち込めようとしていました。 御山にある神社の裏手を伝って、宿舎にあたる建物に帰ろうとした、その時。 一行の一番後ろを歩いていた幼いわたしの背後の林から、 ガサガサ… と何やら音がするのです。 振り向いたわたしの見たものは、―白い行者姿の、 三人の天狗様でした。 七歳のわたしは不思議がるでもなく、“ヘンな格好…”と思い、かなり前を行く母に 「お母さ〜ん、変な格好した人がいるよ!」 と告げると、そのうちの一人がキッとこちらを見ると、三人とも消えてしまいました…。 わたしはその時、なんだか天狗様が舌打ちをしたように感じました。(音はしませんでしたけれども…。) 天狗様は、 “チッ、まったく子どもは…” とでも思われたのでしょうか…? 蛇足になりますが、宿舎に着いてからの方が怖いモノを見ました。 宿舎は大部屋で、10人くらいずつが一部屋になっていました。 夕方、その部屋に着いて皆で話していると、どうしても襖が気になるのです。 いつ見ても、10センチくらい開いている。 「そこ閉めて」 と言われて、その度に閉めるのですが、しばらくすると、また スーッ……。 祖母も気になっていたようですが、わたしにはその襖の陰から、髪の長い修行用の白装束の女の人が白目をむき出して、何遍もこっちを覗いていたのを知っています…。 「ヒーッ…」 わたしは泣き出して、部屋を替えてと頼みましたが、他に部屋はなく、とうとう御山を下りることになってしまいました。 あとで聞くと、修行中に行方不明になった 若い女性 が一人、いたそうです。 |
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