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□この話は「加代子様」が、 2006年10月16日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第百八十話 時間を尋ねる少女 |
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それは確か2002年の1月でした。 その日、風邪で会社を休み、近所の内科に行こうと、家を出てすぐの場所にあるタイル張りのビルの前を通り過ぎようとすると小学四年生位の少女に 「すみません。今、何時ですか?」 と尋ねられました。 ビルの真横には銀杏の大木が立っており、その木からは枯れ果てた葉が時折パラパラと落ちてきていた様に思います。 私は携帯電話の画面を見てその子に時間を教えました。吊り目でショートカット、無表情の少女でした。 それから暫くして、夕刻・・・私は又そのビルの前(銀杏の木の前でも有る。)を通りかかりました。すると 「すみません。」 と声を掛けられました。振り向くと又その少女です。最初に見た時と同様無表情、今度は何故か故意に私に話し掛けるつもりであった様でした。そして、同じ事を聞くのです。 「今、何時ですか?」 と。 今度は何となく不気味に感じながらも、それでも私は今度は鍵に付けていたキーホルダー型式の時計を見て時間を教えました。そして、わずかばかりの気味の悪さと闘いながら 「貴方、以前にも私に時間聞いた事があるよね、何で?」 と聞きました。すると、少女は淡々とした表情で 「いいえ、人違いです。」 と答えました。吊り目の瞳は瞬き一つしませんでした。私は 「そんなに時間が気になるなら、時計付きのキーホルダーを持ってたら?」 と言い、逃げる様にその場から離れました。 そして、同じ年の5月です。時間を聞く少女の事は忘れかけていました。その当時、彼氏が出来たばかりで、彼の付き添いでよくJR鹿児島本線の○崎駅に行く事がありました。そこのトイレに行って、手を洗っていると、16〜18歳位の一人の見知らぬ少女に 「良い天気ですねえ。」 と話し掛けられました。ショートカットにボーイッシュな服装。何処にでも居そうな、普通の少女でした。 「そうねえ。」 相槌を打つ私…しかし。その少女の次の台詞に凍りつきました。 「で。今、何時ですか?」 …若干霊感のある友人にこの話をすると 「その少女は銀杏の木の周囲を根城にする浮遊霊で、あんたが親切にしたからその時点で既にお持ち帰りしてしまったのでは?多分あんたがその子に話し掛けられて居る間、誰にもその子の姿など見えなかったでしょうね。少女を○崎駅で見たのが最後なら、それは、あんたの彼氏の霊力が強くてその子をブロックした為ね。」 と言われました。 皆さんは、この少女は何者であると思いますか?生身の人間ですか?それとも霊界からの使者なのでしょうか?似た様な経験をされた方、どなたかいらっしゃいませんか? |
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