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□この話は「アリクイ様」が、 2007年8月26日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第百九十五話 やっぱり病院って(・・;) |
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以前、私がバイトで引越しや事務所移転の仕事をしていた時のことです。 その日は都内の病院で、新しい事務机や書庫などを搬入する仕事で、新しいものを入れるために古くなったものを搬出(廃棄処分)するものと倉庫(と言ってもただ地下で使わなくなった部屋)に分けて移動するといった感じの内容でした。 その時に使って良いとされたエレベータは、一般の患者や外来の方が使わない、職員などが使う専用のものでした。 そのエレベータは普通のものよりも大きめに作られているのですが、それはベッドを入れるためであり、他のエレベータとは違い唯一そのエレベータが霊安室に通じているものでした。 その時は、物を別の階に移動する為に、私が一人でエレベータに乗っているときに起こりました。 行きたい階数のボタンを押して扉が閉まると、逆方向の地下に向かい始めました。 始めは (地下に居る人が先に押したのかな?) と思い不思議には思いませんでした。 そして霊安室のある地下二階で止まり扉が開きました。ですが、見通しの良くなっている薄暗いその階には誰も居ませんでした。 少し薄気味悪い気がしましたが、昼間ということもあり、なるべく気にしないようにして扉を閉めました。 が、エレベータが上の階に進む時に、エレベータを四方から手で 「バンバン」 と思い切り叩く音が鳴り響きました。 少しパニクリましたが、エレベータを釣るしている紐が当たっているのだと、半ば強引に解釈をして、早く目的の階に着くことを願いました。 しかし、期待は裏切られ、まず使うことはなさそうなカビ臭い会議室のある階に止まりました。 その時にすぐ横を見えない誰かが通ったような感覚がありましたが、もうその時には一人きりでは居られず、とにかく誰か実際に生きて動いてる人のそばに居たいと思う一心でまた妙な階に止まらないでとそのことだけを考えていました。 その願いが届いたようで、皆の居る目的の階に着きました。 時間的には数分の出来事でしたが、本人にとっては一大事でした。 そんなことがあって数年経ちますが、何事もなく普通の生活を送っていますが、今思うと、やっぱり病院っていうところは妙な事も起こるのかなって感じます。 |
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