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□この話は「なっち様」が、 ２０１3年5月31日に投稿して下さった作品であります。
■投稿作品第二百七十八話 無線
これは弟に聞いた話です。 弟は昔トラックの運転手をしていた時の話です。 毎日のように朝四時に起きて地方に行ったり、 荷物の降ろす時間によっては帰って来てから、 そのまま又走ってトラックで寝るの繰り返しの毎日でした。 トラックの無線で色んな情報を教え合ったりバカ話をしたりしていたそうです。 いつものように運転しながら無線で話していると 「熱い……」 という声が聞こえたそうです。 最初は空耳だと思っていたのが、今度はハッキリと 「熱い！」 と聞こえたそうです。 そんな時、仲間が前にトラックを走行中に事故を起こし、 運転席に閉じ込められて出られなくなり、 トラックが炎上して意識のあるまま焼死した運転手 がいることを教えてくれたそうです。
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