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□この話は「しげっち様」が、 2003年2月24日に投稿して下さった作品であります。 |
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■投稿作品第六十六話 能力消失!? |
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よく霊能力って年を取ると弱くなっていくって話、よく聞きますよね? でも自分の場合はある体験をきっかけにまったく無くなってしまったんです。 これから話す話は嘘みたいですが本当の話です。 未だに全てが謎だらけで自分でも良く分からない事なんです…。 それまでは自分の居た環境のせいか、それとも本当に特殊な能力があったかは分かりませんが、本当に色々な事がありました。 はっきりとではないけれど、自分に近寄ってくる何かの姿は、ほとんど見る事が出来ましたし、音や声、体を掴まれる等は日常茶飯事でした。 それがある日を境に突然強力になっちゃいました。 〜第一部〜 その日は久しぶりに家族全員揃っての夕食でした。 いつもの様にTVを見ながら食事をしていると、突然窓からオレンジ色の光が漏れてきて家の中を明るくしていきました。 ただでさえ団地の5階に住んでいる私の家が、突然そんな明かりに照らされるだけでもおかしな事なのに、更に不思議な事にその光には影が出来ないんです。 というよりも、光の入ってくる方向に関係なく全てが光に包まれているのです。 それで食事所ではなくなり、家族全員でベランダに出てみるとそこには巨大な飛行物体が浮かんでいました。 かなりの大きさで全体像は見る事が出来ませんでした。 しかも音もなく目の前に浮かんでいるんです。 ハッと我に返ってカメラを持ってきた私ですがフィルムが入ってなく、慌ててもう一度家の中に取りに戻りました。 そして今度こそ間違いなくフィルムをセットしてベランダに出てみると、もう影も形もありませんでした。 家族に聞くと、音も立てずにあっという間にあっちに飛んでいったと皆が揃って言いました。 でも自分がカメラとフィルムをセットしに家に戻っていた時間は1,2分…。 そんな短時間に音も無くあっという間に消え去るという事が可能なのでしょうか? しかも驚いた事にその経験をしたのはうちの家族だけで、他の知り合いは誰も気付かなかったんですよね…。 〜第2部〜 そんな事があってから自分は家に帰ると、毎日の様におかしな経験をする事になります。 夜中に沸かしてもいない風呂が、ゴンゴンとぐらぐら煮立って蓋が圧迫されている音がする 夜中トイレに行くと入れの窓越しに人影が写る(当然怖くて夜中はトイレにいけませんでした) 目が覚めた途端に髪の毛を引っ張られて(頭の後ろはタンス)何とか振りほどくと髪が数本抜けてる等々… また極めつけが、突然頭に事故の風景が浮かび上がって、それが2,3日以内にニュースに流れるんです…。 最初は自衛隊機の墜落現場… そして次が忘れもしないあの日航機の墜落現場… この時は学校帰りで一緒に帰っていた友人に自分が突然 「あと、2,3日の内に航空機が墜落するよ」 ってきちがいじゃないかと思われるような発言をしたので、はっきり覚えています。 そんなこんなでいろいろあったんですが、いつしか部屋を真っ暗にすると必ず現れる 黒い人影 が現れるようになったんです。 〜第3部〜 あれは引っ越してから1週間位経ってからでしょうか、枕元の電気を消した瞬間金縛りに遭い、それと共に呻き声か叫び声か区別のつかない様な声がしてきて、ふと目線を横に逸らすと真っ暗な部屋よりももっと暗い闇で出来た人影が立っているんです。 でも何をする訳でも無しにただ立ち尽くしているだけ… そして暫くすると声が止み、金縛りが解けるんです… ただ不思議な事にソイツは月明りほどの明かりがあるだけで、絶対に出てこないんです。 あくまでも本当に真っ暗になった時しか出てこないんです。 なのでたまに忘れたりしちゃいましたが、基本的にはカーテンを開けておく、枕元の電気を点けっぱなしにしておく等で対処してました。 そんなこんなでもうかれこれ半年位が経ったでしょうか…。 その日は部活で疲れていていつもの対処も忘れて寝入ってしまいました。 そうしたらここぞとばかりにやっぱりアイツがやってきたんです。 でも何かいつもと雰囲気が違うんです! 格好はいつもの様にただ立っているだけなのですが、金縛りになった途端ベットに押付けられるような感覚がして、いつも聞こえてくるあの声ももう騒音としか言えないような位のボリュームで迫ってくるのです…。 その時自分は直感的に 「このままでは殺される」 と思いました。 その時に何かの本かTVで 『悪魔というのは自分の素性を知られるのを嫌がる』 とかなんとか言っていたのを思い出しました。 で、これまで持ちこたえていた自分に多少なりとも自信がありましたので 「お前が何者なのか俺は知っている。お前じゃ俺には勝てる訳ないだろ? それでも来るなら新出るお前をもう一度殺してやる! その結果どうなるかはお前分かるよな? 死んでる奴がもう一度死ぬって事は存在が無くなるって事だぜ!」 って言う風に思いの限り罵倒しつづけました。 その間も声と金縛りによるプレッシャーはどんどん強くなっていきます。 どれ位立ったでしょうか? 気付くと金縛りは解けてアイツも居なくなっていました。 そしてそれから数日たって気付いたのですが、それ以降不思議な体験を何一つしなくなったのです。 一体自分の身に何が起こったのか今でも謎です。 ひょっとしたらあの日のあの時に全てを出し尽くしてしまったのかもしれません。 アイツは本当は凄い奴だったのかも… と思うと自分のした行為にちょっと恐怖を感じてしまいます… これが自分の経験した最後の恐怖体験である事を祈ります…。 |
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