トップページ > 作品紹介 > 作品4「脱走兵のいる家」 | |||||||
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■主な登場キャラ | |||||||
■古川 (脱走兵のいる家) |
この話の主人公。 軍隊を脱走して友人の家へかくまってもらっているという設定なのだが、実はだまされていて、すでに戦争は終わっている。 食事以外は家の土蔵に隠れており、外の世界がまるでわからないのをいいことに、「戦争は悪化するばかりだ」とだまし続ける。 だますのにも訳はある。とある事情でその家族の長女が「古川」のせいで死んでしまう。 一生土蔵に閉じ込めておこうと企む一家なのだが、そんな生活が8年も続き普段見ない「土蔵」をたまたま開けると、首を吊った死体と遺書が。遺書の日付は8年前、それにミイラ化した死体。今まで一緒に食事していた「古川」は一体…。 |
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■古川の名言 | 「…不思議なもので今では土蔵の中が一番落ちつくんだ」 | ||||||
■石井 (赤い糸) |
この話の主人公。 彼女(桃子)に運命の赤い糸を切られ、行き場のなくなった「糸」が、彼にたぐりよせる。 全身「赤い糸」で縫いつけられる石井は神経にさわる程不気味でおぞましいのだが、しかし石井はいたってクール。そこが面白い。 |
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■石井の名言 | 「どう見たって千どころじゃないよ‥これ‥」 | ||||||
■大倉壮介の息子 (贈る人) |
この話の主人公。 父、大倉壮介に駆けられた催眠術、それが息子にまで影響を及ぼし、催眠状態のまま十四年もたつ。その間、駆けられた催眠の為人形を町の住人に配り歩く。「変人」と呼ばれながらも配る彼は哀れすぎる。 |
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■大倉壮介の息子の名言 | 「そして僕は何かに束縛されたようなこの人生から自由になるんだ…」 | ||||||
■私のコメント | この作品はなんてったって「脱走兵の〜」がオススメ。 中盤から後半にかけて、「ええっ・・なにぃ〜!!」という具合。あと「生霊の沼」は押切シリーズです。いつも暗く口数少ない彼が、この話に限ってはよくしゃべるのが異作といえば異作。 |
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