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■いよいよ目的地の八丁池の姿を拝める事が出来た。 何にでも言える事なのだろうが、何かを成し遂げた時の達成感は実に良い。 その気持ち良さを味わいたいが為に、多少辛くとも前に進むのが、とても重要なのだと、ここ最近は特に思うのである。 仕事などでもそうだ。やり遂げた時の達成感は皆嬉しい。その喜びを、さらに良いものにすべく、さらなる努力、精進していってこそ、人が人であるために必要なのではなかろうか…。 ここ最近は、個人的な部分で悩む機会も非常に多く、そんな小言を心霊スポットとは全く関係ないと分かりつつも、ついつい書いてしまうのであった…。 |
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■上記した小言はさておき、この時の達成感ときたら道中が辛かっただけに格別であった。 はて、どれくらい格別かと問われれば、何とも例え様がないのだが、少なくとも道中で気になった“声の主”に対する疑問なんて、吹き飛んでしまうほどに舞い上がっていたのは間違いない。 「うおー着いたよぉ〜」 「八丁池を独り占めぇ〜」 なんて、誰もいないのを良い事に、独り言を何の躊躇いもなく発した程に喜んでいた。 今となっては、まさに呆れ笑いする他ないのだが…。 |
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■ご覧の通り、池の周辺には誰もいない。動物の気配もない。 この美しい自然を独り占めという、何とも贅沢な気持ちにさせられた…様な気がする。 |
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■とりあえず池の畔を歩いてみた。 水量は「多からず少なからず」といったところだろうか。雨期になれば容赦なく溢れそうな印象を受けたのだが、まだ“許容範囲”といったところだろう。 湖面に目をやれば、外気との温度差のためか水蒸気が立ち込め、何とも神秘的な姿を見せつける。 「何とも言えないなぁ〜…」 そんな事を言ったか言わないか、はたまた思っただけだろうか…。 そうこうしながら畔を歩いていると、人間の足跡の他に何かしらの“獣”の足跡が目に付いた。 恐らくシカか何かだろうか? その他にも、何かしら別の動物の足跡があったと記憶している。 「獣と鉢合わせになったら嫌だなぁ〜…」 そんな事を言ったか言わないか、はたまた思っただけだろうか…。 いやいや、実際にそんな事を考えたのは良く覚えている。 にても、心霊スポットに訪れて、悩むのは“獣”との遭遇とは…。 しかし、この悩みは心霊スポット取材において、結構“ある”ものだと思う。 神奈川某所においては、やはりシカと遭遇し驚いた事があるし、別の取材時には時にヘビの登場に緊張したりと…。 また、獣ではないのだが、嫌な羽音をたてながら現れた“スズメバチ”には、幼少の頃に刺された記憶も手伝ってか、相当緊張した事もあった。 心霊スポット取材時には、そんな悩み事も実は少なからず存在するのだ。 同じ事をやっている人なら、必ず分かって頂けるだろう。 |
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■池の畔を歩いてみると、消えかかった人の足跡の他に“獣”の足跡も存在していた。 形状からいって、やはりシカか何かだろう。 |
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■獣との遭遇は避けたいものだと思いつつの現地撮影だ。 写真では分かりづらいのだが、湖面には霧が立ち込めており、なかなか幻想的な姿であった。 |
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■人の足跡も多くあるので、タイミングによっては多くの人の姿も見られるのだろう。 …獣の足跡も、もちろんある。 |
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■畔には、この写真の様な石像も存在していた。 おそらく水神様なのだろう。 ひっそりと池を眺める姿が感慨深い。 |
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■石像の見つめる先には八丁池。 この先も八丁池を見守り続けていくのだろう…。 「湖面を歩く女性」 という情報の正体は…いやまさか…ね(笑) |
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■石像が健気に池を見続ける姿にインスパイアされて、ここは私も趣深く八丁池を眺めてみた。 タイマー機能を使い、誰もいないのを良い事に、滅多に写さない自分自身を撮影し公開。 誰もいないからこそ出来る、照れ屋な私のささやかな遊びである。 |
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■そんなこんなで、獣の足跡には緊張したが、さすがに実際に遭遇することもなく八丁池の写真を撮り終える事が出来た。 次回は場所を変え、展望台から見た八丁池の写真を紹介するとしよう。 その5へつづく…。 |
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