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神奈川県横須賀市の観音崎
「トンネルやら防空壕やら何やらと・・・」
【その一】

★結構古い話となってしまうのですが
某友人から「観音崎が怖いらしい」というリクエスト(?)を頂き、
その友人も引き連れて探索へと向かいました。

現地に着くと季節が夏という事も手伝い、夜の観光客(きもだめし組ですね)が
予想通り多く雰囲気も和やかなものでした。
早速現地の海沿いの歩道を歩き、探索開始!!
因みにこの地に街灯というものは殆ど無い。
ちょっとした所に点在するのだが、それも無い所には全く無い。
我々は初歩的なミスを犯す。
懐中電灯を忘れてしまったのである。
幸先の悪いスタートであったが今は良き思い出である。
実はその時も「はっはっは〜・・・馬鹿だね」と大笑いしながら現地をUターンし
コンビニまで懐中電灯を購入しに行った記憶がある。
今では考えられない程のん気者な我々であった。
若かったんでしょうかね?

気を取り直して再度突入!!
今度は懐中電灯も各自一個ずつしっかり調達し、これで「無敵」と思っていたが
それは大きな間違いであった。
懐中電灯の灯かりでは力不足なのである!
漆黒の闇の中では懐中電灯の光など全体のごく一部しか照らし出せないのである。
とんだ誤算であった。「暗黒の勝利」である。
暗黒の宇宙を照らし出す太陽の偉大さを痛感せざるおえない・・・
それ以前に、我々の考えの浅はかさにも脱帽モノであるが・・・
「のん気」な我々は「はっはっは〜・・・真っ暗」
と笑い転げてしまう程であった。
ある意味「無敵」である・・・いや、やはり「アホ」が正解だ。

★さて・・・この辺で写真をご紹介致しましょう。
どこを写すかも分らぬままに撮った割にはきちんと進行方向を写している。
街灯がないのはこの写真でもお分かりでしょう。
★所々の岩の
染みが不気味な物
へと変貌している・・・
と思っているのは
私だけでしょう!(笑)
皆様はどう思われます?
★この地点辺りで「先客」に出会う。
いや・・・先程から「ぎゃ〜」とか「うへぇ〜」等の悲鳴だか奇声だかを発していた奴らがいたのは知っていた。
その連中と遭遇したのである。
連中は「懐中電灯」を持っていない。
行き先の視界が皆無が結え、その場で右往左往しながらはしゃいでいたのである。
我々より「無敵」な奴らがそこには存在していたのだ!
白々しく話を聞いてみた。

我々「何やってんです〜?」
先客「見えないんです〜」(半べそ)
我々「これじゃ見えないでしょうねぇ・・・」
先客「一緒に行ってください」
我々「・・・いいですよ」(渋々)

困ったモノである。
可愛い女の子であれば気持ちよくOKなのだが・・・
この連中はむさぐるしい「野郎」である。
しかし困っているのに無視は出来ない。
それに「やだね」などと言って喧嘩にでもなったら勝ち目薄な程に「むさぐるしい」のである。
根性なしな我々は最強の彼等と行動を共にする事となった。

懐中電灯の灯かりのみを頼りにゆっくりと前進して行く。
時より岩肌に顔面を激突させるおめでたい奴もいたが、私は大丈夫であった。
クールな私は最後尾を歩いていたからである。
卑怯者と言われそうだが・・・「当たり」である。
いやいや・・・その時「ビデオ撮影に写真撮影と忙しい事この上なく、
その上に「切り込み隊長」などをやっていたら・・・

言い訳は止めておこう・・・根性なしでありました!!

因みにその時点で先程の「最強二人組み」は肩を寄せ合って歩いていた。
むさぐるしい野郎が寄り添い歩く・・・なんとも涼しい光景である。
したくない想像をさせる行為は止めて欲しいモノだ。
この二人の「最強ぶり」は留まる事を知らない・・・。

そんな時、「最強コンビ」は私を振り返りこう言った。

「や・・・やっぱ帰りますぅ〜」(半べそ×2)

・・・やれやれである。
「最強ぶり」のクライマックスと言った所か?
次に彼等が何を言うのかは容易に想像出来た。
悔しいので言われる前に私が懐中電灯を手渡す。

「あ、ありがとうございますぅ〜」

「最強ブラザーズ」は漆黒の闇へと消えていった・・・
寄り添う二人の後ろ姿は・・・やはり「最強」の称号がふさわしい。
彼等のその後はどうなったか・・・
我々は彼等に聞こえぬよう小声でその後の想像にふけた。
その時の会話はここでは掲載しないでおこう・・・
ご想像どおりの想像を我々はしていました。

さて・・・思い出話が長くなってきましたね・・・
写真をもう一枚公開して次へと進みましょう。
★この様な岩盤を
切り裂いた道も
存在し、しかも
街灯「ゼロ」である。
顔面強打も已む無し
であろう・・・
しかし笑えた!

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