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■いよいよ「御主殿の滝」の姿が見えてきました。 滝へ続く細い道を下ればその全体を見る事が出来ます。 私も早速その細道を下ってみる事にしました。 |
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■滝から落ちる水の音が聞こえてくる。 当然小さな滝ですから、耳障りになるほどの大きな音ではなく、むしろ心地良いと言っても良い自然を感じさせる音である。 “細道”を足を滑らさぬ様、気を付けながら進むと、滝の姿が徐々に見えてきた。 滝口に叩きつけられた水が“しぶき”をあげて霧状となっている姿が美しくも見える。 さらに全体像を求め先に進み、いよいよその姿全体が私の目前に広がった。 いままで雑誌等の写真でしか見た事のなかった“御主殿の滝”を、実際に目前にし、まず思った事は…やはり“思った以上に…”であった。 小さい…とても小さく見えました。 写真から想像し、それほど大きくない事は容易に想像できたが、実物は“それ以上”でありました。 「この小さな滝の滝壷に、自決した女性達が倒れ込み、浮かんでいたのか…」 私は思わずその場でそんな独り言を口走る。 思えば”自決”を覚悟し、それを実行する“攻め方”とは、どの様な物であったのか? 確かに手元に存在する資料に目を通せば、その城にかかわる人間であれば、たとえ女子供であろうと全てを殺生する…と言う事が決められていた事は分かる。 しかしそれならば、必死に命乞いをしながら敵に殺されていくのが普通ではなかろうか? しかし女性達は、この滝に追いやられ、そして自ら命をたち切る事を選んだ。 遥か遠い歴史のことであり、その瞬間の“攻め方”などは、私の手元に揃えられた資料からは確認する事が出来なかった。 しかし“自ら死を選んだ”と言う歴史的事実が、おおよその事実を想像させてくれる。 そしてそれを思うと、悲しみや怒りなど、様々な感情が改めて噴き出し複雑な心境にさせられた。 |
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■姿を見せ始めた「御主殿の滝」。 ここに追い込まれた女性と、ここまで追い詰めていった敵。 両者の視点で見る事も、時に大事なのかもしれない。 |
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■悲しい過去の歴史さえ見続けた「御主殿の滝」は、現在も何事もなかったかのごとく整然と山々からかき寄せられた水を下流に押し流す役割を果たしている。 私は滝を目の前にし、その場にしゃがみ込み、しばし滝の姿を眺める。 歴史になぞられた事実を思い起こしながら…その場で起きた惨劇を想像しながら…その全てを見てきたこの「御主殿の滝」は、その事実を少しでも教えてくれそうな気がして…。 そんな気にさせてくれる滝の姿であります。 と言う事で、写真で伝わるか分かりませんが、“そんな気”にさせてくれた「御主殿の滝」の姿を紹介して行きます! |
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■細道より撮影した滝壷から続く下流。 この川の流れと共に、亡くなられた女性の悲しみも流れていったと思うと、切ない気持ちにならずにいられない。 |
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■全体の姿を見せた「御主殿の滝」です。 水量は先程から降ったり止んだりの雨のせいか、若干多く思える。 |
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■滝壷より流れ落ちる川の水の図。 その場にしゃがみ込みながら思いに更けつつ撮影を続けました。(苦笑) |
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■しゃがみつつ滝の上部を撮影。 次はこの上から見た滝の姿を撮影しよう。 と言う事で移動開始♪(笑) |
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■下から見た“細道”です。 ここへ逃げこむ女性の姿、そしてそれを追う敵の姿を想像してみましょう。 と言う事で、この道を登り滝の上部へ移動するのでした。 |
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■写真こそ、たったの6枚の紹介となってしまいましたが、ここに居続ける事、数十分でありました。(汗) それだけ思う事が多いと言う事でしょうかね?(苦笑) そして“ボツ”となった写真も実に多いのですが…その辺は致し方ないでしょう。(涙) と言う事で次回「その5」は、滝を上から撮影した物からの紹介となります。 では、次回も是非御覧になって下さい♪ 次へつづく |
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