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■この取材にて名越切通しに初めて訪れたのだが、その荒々しい姿が何とも歴史を感じさせてくれた様な気がする。 それと同時に、不気味さも取材当日に感じた記憶がある。 この切通しは、当時の姿が比較的良く保存されているらしく、そんな姿が歴史を感じさせつつ、また心霊スポットという先入観もあってか、日中でありながら妙に不安定な心境させられた。 |
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■因みにだが、この取材当時(平成16年)は、この名越切通し周辺は様々な整備が行われていた期間であったらしく、この切通しも立ち入り禁止の簡単なバリケードが設置されていた。 しかしながら、それは実に簡素なものであり、容易に通る事が可能であった。なので、ここは取材優先とさせて頂き、周囲を破壊しないよう注意を払いながら最小限の写真撮影を行った。 また、この切通しに隣接している「まんだら堂」も、調査という名目で整備中であった。 切通しのバリケードとは違い、鍵がされて厳重さが演出されていたので、その取材は遠慮する事にした。文化財調査という名目はさすがに重く、それを無視することは私には出来なかった。 |
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■名称の記された杭だ。 もしかしたら、この杭は、現在は別の場所に移動されているのかもしれない。 |
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■当時は、様々な事情により入る事が出来ない場所もあったが、それでも様々な意味で、なかなか良い雰囲気を感じさせてくれた。 観光として考えると、やはり八幡宮や大仏などを巡った方が面白いのかもしれない。しかし、こういった当時の雰囲気を直に感じる事の出来る切通しも、実に面白いものだと思う。 もっとも、そんな事を私がわざわざ語るまでもなく、この切通しにはガイドブック等を片手に訪れる方々を、平日であった当日にも何人も目にした。 「知っている人は知っているんだなぁ…」 なんて感心しつつ、ここ鎌倉が観光スポットとして人気がある事を、改めて感じた。 また、独特の不気味さを感じられらのも、こういったページを作成する上では収穫ありと解釈すべきだろう。そういった雰囲気は、やはり現地に立たねば分からないものである。 「明るい時間帯でさえこの雰囲気なのだから、夜になればさぞかし…」 とは当日も考えた。 しかし、この名越切通しには、灯となる光源は皆無だ。 視界の悪い状況に不用意に訪れた際に起きうる様々な危険性に対し、当然何の保障もないし、何が起きても自己責任であるのが基本だ。 また“史跡の保存”という観点からも、深夜に訪れる事はお勧めできないし、少なくとも当日の私は遠慮させて頂いた。 もっとも、今後の取材において、もしかしたら深夜に訪れる事になるかもしれない。 そんな時は、近隣の住民に対する注意を払うのは当然として、“史跡の保存”という部分には最善の注意を払いつつ、現地と接したいと思う。 |
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■ここ名越の「第2切通し」と言われる場所だ。 前回に紹介した切通しの写真から程近くの所に、こんな情景が広がっている。 その先に「まんだら堂」へと続く分岐路がある。 |
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■まんだら堂へ続く階段。 そこを、ほんの数メートル進めば、まんだら堂に着くのだが… |
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■この写真および下の写真の通り、この取材(2004/05/07)当日は「調査につき閉鎖中」とのことであった。 数年かけて文化財調査し、史跡整備を実施した後に公開するといった内容が書かれていた。 |
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■張り紙が張り付けられていた門。 無理をすれば入れたのかもしれないが、そんなモラルのない取材は主義ではないので、当然ながら止めておいた。 なお、平成25年現在、調査も徐々に終わりを迎え、期間限定ながら臨時に公開している場合があるそうだ。 |
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■名越切通しの案内板。 鎌倉の7つの代表する切通しの作られた経緯と、ここ名越切通しの状況が良いといった説明が、簡素に書かれている。 |
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■という事で、次回へ続くとしよう。 次回は、その他の周辺の写真の紹介といった感になるだろう。 その3へ続く |
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